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1年越しの悲願
「桜の杜(さくらのもり)」という名を知ったのは、1年前のこと。
たまたま、偶然、お花見の時期に車で通りかかったことがキッカケでした。
わたしは助手席にいて、運転席側のドアウィンドゥ越しに見え始めた1塊の桜の木が、ぐんぐん奥行きの深い風景に変わっていく様を「ほう」とか「はあ」とか感嘆詞を混ぜつつ、後部座席のサイドガラスから見切れるまで首を捻って見届けていました。
景色は数秒間の車窓のみ。
ドライバー目線では視界の端にも映らなかったらしいので、助手席のわたしだけが享受できた幻想の世界のようでもありました。
あれは現実の景色だったのか・・・?
後日、調べたところ、いくつかのヒントが浮上しました。
- あのたくさんの桜が植えてあったのは、白石区の「桜の杜」というところらしい
- 桜を見ながら走行していた橋は「北24条桜大橋」という名前で、比較的新しい橋らしい
さらに調べを進めると、
- 桜の杜は1990年から桜の植樹が始まり、現在の姿にまで成長を遂げたらしい
- 北24条桜大橋は2023年8月に完成したので、ここからの桜の眺めは2024年の春が柿落としだったらしい
つまり、わたしが車窓から偶然見つけた橋からの景色は、そのときがまさに彼らのデビュー作だった、ということなのです。
あの、一瞬の幻のように思えた光景を、来年は現実のものと捉えようぞ!とそのとき決意。実に、1年がかりで温めてきた企画なのでした。
2025年、お花見の季節到来!
決行は5月5日
さて、明けて2025年。お花見の季節となりました。
このたびのゴーデンウィーク、我が家のスケジュールでお花見に充てられるのは5月4日と5日。
4日は微妙な天気だったので、5日に決行することとなりました。
1年ぶりの悲願を達成するときです。
まずは桜の杜の基本情報。
- 正式名称:豊平川桜の杜
- 住所:札幌市白石区菊水元町 9 条 1 丁目
広報さっぽろより。
もともとは自転車でサイクリングがてら行こうとしていたのですが、車で出かけるついでに立ち寄ることにしました。
詳しいアクセスについては、この投稿内で後述します。
公園内散策
さあ、念願の公園内に足を踏み入れました。
まずはマイルストーンを目視。

公園の入り口に着く前から眼前に広がっていた桜たちが、ついに至近距離にお目見えします。
これほどひしめき合う桜の姿は初めてなので、一歩歩いてはパシャリ、90°ターンしてはパシャリ。





まだ開花したての芝桜との共演もお見事です!
北24条桜大橋からの眺め
平地から見上げる花見を楽しんだあとは、高台に登って上から見下ろす花見へと味変します。

公園そばにある、こーんな階段を登ると北24条桜大橋に出ることができます。
2024年から解禁になった、橋の上から望む桜の杜。
ここはパノラマサイズで。



ビューチホー!!
知っている人は知っているけど、知らない人はまだ多いかもしれない桜の杜。
特に橋の上からの絶景はまだ生誕2年ということで、2025年現在は花見の穴場といえるでしょう。
また、園内では、ブルーシートに座ってお弁当・・・的なガッツリ系花見の人はあまりいなくて、ノンビリ散策をしている様子が多い印象でした。
桜の杜へのアクセス
現時点は穴場ということで、アクセス情報もあまりネット上で公開されていません。
したがって、わたしが自分自身の目で見て、調べた、非公式の情報として耳打ちいたします。
公共の交通機関で行く
Google mapと公共交通機関のWebサイトとを見比べながら、アクセスを割り出してみることにします。
ジェイ・アール北海道バス
地図で見る限り、JRバスの「米里1条2丁目」が、最も近いバス停のように見えます。
引用元:ジェイ・アール・北海道バス路線図より
札幌市中心街側からアクセスする場合。
- 系統/行き先:[8] 大麻11丁目行 米里線、[5] 白陵高校前行 米里線
- 始発:札幌駅前
- 降車停留所:米里1条2丁目
- 乗車時間:[8]→26分、[5] →33~37分
- のりば:札幌駅前バスターミナル12番

※米里1条2丁目でバス降車後、桜の杜までの距離は300m、徒歩5分の計算。
【札幌駅発、米里1条2丁目行きバスの時刻表】
【米里1条2丁目発、札幌駅行きの復路時刻表】
【札幌駅バスターミナルのりば】2025.05時点
自転車で行く
豊平川のサイクリングロードをチャリで漕いで満開の桜を目指す。
お天気などの条件がそろえば、最高のルートかと。
【札幌市サイクリングロード】
【広報さっぽろ2010年4月号】
マイカーで行く
なんだかんだ、この選択をされる方がいちばん多いかと。
かくいうわたしたちも車で出かけました。
しかし、です!!
この周辺をとりまく環境、
- 豊平川がある
- 橋がある
- 高速道路のジャンクションがある
- 北海道開発局の管理敷地が横たわっている
という四重苦のため、一方通行やら高架やら側道やら柵やら立ち入り禁止やらが張り巡らされていて、目の前にあるはずなのに一考に辿り着かない堂堂巡りのスポットとなっています。




また、車のナビが誤作動?を起こすエアポケットが存在し、ルートを検知しないという非常事態が発生するエリアでもあります。
(我が家の新車含め、複数同行者のナビで同様の事態が発生)
もう、車で探索しても活路が見いだせないため、後日、3日がかりで、「自転車」「徒歩」を絡めて、ようやく地図と現物とのすり合わせに成功しました!
「桜の杜」にマイカーで行くための「正しい駐車場の位置」と「スムーズに到着するためのルート」は以下の記事で詳しく解説しています!